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やっと2月14日の日曜日から、渋沢栄一氏を主人公とした大河ドラマ「青天を衝け」が始まりましたね。 この人は、日本の資本主義の基礎を築いた人で、実業家といっても、今のような金儲けを主体にした実業家ではなく、国家の利益のために働いた人であります。国利民福を信条として、金融・産業・財界のほとんどに絶大な指導力を発揮しています。 生涯に手がけた営利事業は五百余り、一方で、公共・慈善事業は六百余りもあったようです。 『どんなに賢い人でも、社会というものがなければ成功することはできない。だから、成功した人は恩返しをしなければならない』と、国家や社会や個人に恩返しをし続ける生涯であったといいます。 ★あまりのど偉さに、形容する言葉が見つかりませんが、それでは、どういう命式をしているのかを参考のために解説してみましょう。
【命式の解説】 ★月支が劫財のため、日支の傷官で格を採用して、傷官生財格となっています。 ★この命式で良好に働いているのは、日干と正財が干合して、月支の劫財からはやっつけることができないということです。これによって、財は自分のものとなり、社会のために活用することができるようになります。 ★それと同時に、月支に劫財・帝旺・羊刃が付いていることであり、これで強烈な個性が出来上がり、ゼロから起業するだけの力が備わってきます。劫財は、起業家になるとか、潰れかかった会社を再建するには、うってつけの因子であります。まさに、日本の資本主義の土台を築いた人にはピッタリな因子といえるでしょう。 ★それと同時に格となる傷官ですが、これは、「自分が損して他人が利する」という因子でありますので、すべては、自分を犠牲にして、慈善事業とか、国家利益のために働くという原動力にもなります。 ★それだけではなく、劫財も傷官も社会の規範に反抗する不良分子ですので、その当時では、新しい改革をしようとしては、何回も命の危険に直面することが多かったという事実もあります。 ★そういう反抗的気風があったればこそ、新しい発想や革新的思想で、それまでの幕藩体制での一般常識や社会常識を打ち破ることができたのではないでしょうか。まさに劫財と傷官のなせるワザです。 ★本当にすばらしい命式ですね。 ★ですが、私がいつも言っているように、この命式がいいからといって、たとえ同じ生年月日に生まれても、同じような運勢をたどることはありませんよ。 ★それは、この人が四柱推命からは推測できない生まれ持った素養があったことと、親の教育や優れた環境があったからこそ、実現できたのであります。 ★この人は、数え年5歳で、父から四書五経を習い、一方では、幼少のときから、三国志や里美八犬伝などにも熱中したということです。そして、14歳の時には、すでに家業に就いて、藍葉の鑑定や、藍玉の作り方にも上達し、売買では、大人にも及ばないような手腕を発揮したといいます。 ★こういうことを考えて見ますと、親の教育が大切なことと、親の家業なども影響するということで、そういう基礎があったうえで、「四柱推命の命式が後押しをすれば、こういう人生にもなり得るのかなあ」と、しみじみ思うところであります。 ★大河ドラマの今後の展開を楽しみですね。 |
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