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中国の不動産開発会社「恒大集団」の創業者・許家印(きょかいん)の鑑定く(2022.1.11鑑定)




不動産大手の中国恒大集団は、経営の危機に見舞われ、本社を構えていた広東省深?市の高層ビルから昨年12月に退去して、コストを減らそうとしていますが、現在、倒産するかどうかの岐路に立たされて踏ん張っているようです。

★創業者の許家印は、立志伝中の人で、学生時代は貧しく、いつも堅いパンを食べ、服も1着しかなかった、ということですが、この創業者は、今後、どういう運勢を辿ろうとしているのかを検証してみましょう。


許家印さん(1958年10月9日卯の刻生まれ)


 
 
 


 














 


 
 


【命式の分析】


★生まれ時刻にいては、私が推測したものですが、この命式のキーワードは、日支の偏印をどのように考えるかで大きく変わってきますので、あえて生まれ時刻に印星と官星が該当するものを当てはめてみたしだいです。

★月支食神格で年支にも食神が並んだ食神格ですね。ここでいいのは、食神が同じ地支から出ていることから、この食神は1個あって純粋に強いということがいえます。濁りがないということです。その強い食神をさらに年上の劫財が支えて申し分のない食神格になっています。

★これからわかるように、年柱と月柱は食神に焦点が当たった形態になっています。一方、日柱と時柱は偏印に焦点が当たり、日支の偏印が時上に透出し、その強い偏印を時支の官星が支えて、相当強まっています。要するに、この命式は食神と偏印が睨み合って白熱状態になっていることです。

★一般的に月支食神で日支に偏印があれば、破格の条件にし入りますが、このように食神が強いと破格にはなりません。ただ、時上の偏印とそれを強める官星があることを考慮すると、破格の条件に該当してもおかしくはありませんが、一方では、この2個の偏印は日干を強める働きもしています。この偏印があるからこそ、立派な身旺の食神格となっているわけですから、この偏印は捨てがたく、良好な作用をしているといえるでしょう。

★この人の前半の人生は、身旺の食神格をいかんなく発揮されて、成功を収められたのでしょうが、後半の人生は、偏印が待ち受けていますので、食神と偏印のバランスが崩れると、運勢が一気に転げ落ちて元の木阿弥(もくあみ)になることも否定できません。

★現在の状況を照らし合わせると、破格の様相が強まったような気もします。降りの人生が待ち受けている可能性も否定できません。

★2021年は辛丑食神・空亡になっていることと、元辰殺にも該当します。元辰殺は、2020年8月から2022年の8月までの2年間続きますので、この影響であれば、企業の倒産もありえるかもしれません。

★もし、今年の8月まで持ちこたえて、倒産を免れたとすれば、偏印の影響ではなく、元辰殺の問題かもしれませんが、たとえ持ちこたえたとしても、数年以内に倒産するようであれば、あの偏印は破格の条件に当てはまっていたと考えてもいいでしょう。

★いずれにしても、運勢的に厳しい試練に晒されているのは間違いありませんので、転落人生にならないように頑張って欲しいものです。









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