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15日に75歳で死去した女優樹木希林さん(本名・内田啓子)が17日、都内斎場で荼毘(だび)に付された。 夫の歌手内田裕也(78)長女也哉子(42)、也哉子の夫で俳優本木雅弘(52)ら親族と、特に親交の深かった女優浅田美代子(62)らに見守られて火葬された。 30日に東京・南麻布の光林寺で営まれる本葬儀は、也哉子が喪主を務める。 ★樹木希林さんは、お亡くなりになりましたが、夫の内田裕也さんとは、なんとも不思議な夫婦関係を築いていたようです。 故人になられた方を、今さら鑑定をするのもどうかなとは思いましたが、なぜか、お二人の夫婦関係に興味がふつふつと沸いてきましたので、鑑定させていただきます。
【命式の検証】 ★ やや身弱の傷官格ですが、傷官3個に食神1個あり、相当強い傷官格になっていますね。 ★ このような状態になりますと、夫を剋す因子が4個もあるわけですから、まずは 、普通の結婚生活を維持するのは難しく、だいたいは寡婦の命と認定してもおかしくはないでしょう。 ★ 結婚生活では、夫に対して、不平や小言が多く、常に夫を軽んじる傾向があるため、夫としては、早く別れたいと思うか、別居したいと考えるはずです。 ★ こういうキツイ女性と、まともに張り合える男性は、なかなかいるものではありません。 【本質】 ★ 性格は、負けず嫌いでプライドが相当高く、自己中心的で、好きなことには徹底的に打ち込むところがあります。 特に、特徴しては、思ったことを何の飾り気もなく、ズバズバ発言するので、口の悪さも相当なものですが、情は厚いです。ただ、口が悪いと言っても、イヤミを言って人を攻撃するような人ではありません。 ★ 傷官という因子が他の因子と比べてどこが違うのかと言えば、普通は、他人から何か言われたりしたときに、たとえ腹が立っても、頭でいったん考えてから、言葉を選んで口に出ますが、傷官の場合には、頭を経由しないで、直接、思ったり考えたことが、口を突いて出るのです。 ★ それだけに、ちょっとキツイ表現になってしまうことがあるのです。 【夫婦関係】 ★ 強い因子は、旺じて漏らすのが原則ですので、日支(夫の宮)の正財は、ちょうどその役割を担っています。 ★ ですから、夫は非常に良い働きをしていますので、この人にはなくてはならない存在なのです。 ★ ただ、夫の内田さんにとっては、やはり、夫を苛める傷官が強すぎたので、別居するしかなかったのでしょう。このご夫婦の場合には、別居という形が一番最良の夫婦生活のあり方だったような気がします。 内田裕也さん(1939年11月17日生まれ)
【命式の分析】 ★ 身旺の官殺印化格で、なかなか良好な命式となっています。 ★ 良い命式ではありますが、日常生活や社会生活では、正官と偏官が混雑していますので、いろいろと問題はあるでしょう。 ★ だいたいは、親分肌のところがあって、偏屈で頑固ではありますが、決断力や意志力が強く、義理人情も厚いです。 ★ ただ、正官と偏官が混雑していますので、自負心が強く、他人から非難されるとか、攻撃されると、抗争心に火がつくことがあります。話し方も少し乱暴な言い方になるのも、特徴です。 【なぜ、良好な命式になるのか】 ★ 四柱推命学を勉強している人のなかには、男の命式で正官と偏官が混雑しているのに、なぜ、良好な命式になるのかと疑問に思う人もいるかもしれませんので、少し解説しておきましょう。 ★ 一見、悪い命式に見えるのを、最良の命式に変化させたのは、日支の偏印です。官殺混雑の悪い内容をすべて偏印にエネルギーを漏らすことで、この偏印が浄化作用をし、そして、その純粋な栄養分だけを日干に補給しているのがすばらしいのです。 ★ ですから、あれだけ悪行三昧なことをしていても、偏印で浄化され、人気運に変えてしまったのです。 ★ この偏印こそ、干天の慈雨と言っても過言ではありません。この偏印がなければ、ただの暴れん坊で終わっていたはずです。 【夫婦関係】 ★ 日支は妻の宮であり、そこに、この人にとって、一番必要とする偏印があります。 ★ 先ほども、偏印の役割について説明しましたが、この人にとっては樹木希林さんはなくてはならない存在であることと、偏印は母親の因子でもあるため、内田さんにとっては、樹木希林さんは母親のような役割も担っていたはずです。 ですから、どんなに無茶なことをしても、樹木希林さんが精神的に助けていたはずであり、頭も上がらなかったのではないでしょうか。 ★ 要するに、内田さんは樹木希林さんの手のひらの上で踊っていただけなのです、 終わりに、樹木希林さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。 |
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